しつけ? おしつけ?

しつけ?
おしつけ?
 
昨今、子どもには「しつけ」が足りないと言われます。
 
そもそも、しつけとは何でしょうか?
 
様々な保護者さんと話をする機会がある私なりにまとめてみると、以下のように考えられていました。
 
「しつけ」とは子どもが社会で恥ずべき振る舞いをしない、または迷惑をかけないようにする ということ。

では、わからせるためにどうするのか?

口頭で叱ったり、厳しく接し体罰も必要であるとの考えもあるようです。

つまり、「しつけ = 厳しさ」 というイメージが根付いているように感じます。
 
では、こどもにとってしつけはどう感じるのでしょうか?
 
経験値が少ない子どもにとっては「おしつけ」だと感じる可能性があります。
 
なぜ、怒られるのか理解ができない状態であれば、おしつけられたと嫌なイメージが根付きます。
 
このことで、しつけに反発したり大人に対しての不信感を持つ危険性もあります。
 
では家庭たいけん教育が考える「しつけ」とは?
 
私は年齢によるフェーズがあるのだと考えます。
 
①幼少期 しつけの意味が分からない時期
この時の子どもたちは楽しいかどうかが判断基準です。
例えば、玄関で靴をそろえることを教える時は、「上手にできるかな?」といっしょにやり楽しい雰囲気をつくります。
できるようになるまで何度も練習を繰り返していきます。
また、石を投げるなどの危険行為の場合は、「ダメものはダメ」としっかり伝えることも必要だと思います。
私の場合は、そのことを伝えた上で、人のいない海岸に行き思いっ切り石を投げて遊びます。子どもは何かあれば投げたいもの。子どものやりたい欲求を満たすことも大事です。
 
②児童期 しつけの意味もわかってきている時期
この時期の子どもたちは失敗から学ぶ時期です。チャレンジする意欲も高く遊びから学んでいきます。
考えるチカラもついているので、しつけが理不尽だと不信感に直結します。
意見を出さず聞き分けが良い子は、その理不尽さを胸に溜めていくこともあります。
 
私はこの時期では、社会のルールについて共に考えていくことをやります。
例えば、前を走っている車からタバコが投げ捨てられる場面に遭遇すると、「今のどう思う?」と聞きます。
子どもが「悪いと思う。」と言えば、「なんで悪いんだろうね?」と悪いと思う理由も聞きます。
そして私自身の考えも伝えます。さらに、相手がなぜそのような行為をしたのか想像していき対話を膨らませます。
 
なぜ、対話式で社会のルールを考えていくのか?
それは、社会は変化するものであり、昔の常識と今の常識が変わることもあります。
また、社会に出れば様々な環境の人にも出会います。
社会や人の背景まで考えられる人は、人を認めるチカラも備わっています。
 
固められた価値観を崩すのはとても難しいです。
私は青年期の人材育成もやりますが、大人からつくられた壁により前に進めない子もいます。厳しいしつけが裏目に出ることもあるのです。
 
また、人は自分が体験したことが判断基準となります。
 
つまり、厳しくしつけられ育った人にとってはそれがベストであるということ。他のやり方を認めきれないこともあります。
忘れないでほしいことがあります。
厳しいしつけによって苦しんでいる人もいるということ。
 
様々な手法は、人によって効果が違うということを「育てる人」は知らなければなりません。
 
家庭たいけん教育では、しつけとは一方的におしつけるのではなく、共に考えていくことで、子ども一人ひとりを認めて育てることを大事にします。
 
しかしながら、自由にのびのびと育てることは放任として見られる傾向もあるようです。
 
いずれにしても、子どもたちを育てるのは大人です。
 
まずは私たち自身の振る舞いについて考えていく必要もあるかもしれませんね。
 

家庭でたいけん教育!
佐藤陽平

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